今週から北海道シリーズは舞台を札幌に移しますが、2歳戦は中距離の番組も多く組まれるようになり、それに合わせて各厩舎のエース候補が続々函館競馬場に入厩しています。
まずは、今週日曜(24日)芝1800mに出走予定のシュバルツガイスト(牡、父キタサンブラック、母フリーティングスピリット)。
▲国枝厩舎のシュバルツガイスト
美浦で追い切りを見ていた時は、正直、終いがややモタつく印象でしたが、函館に移動後初となる芝コースの1週前追いでは、函館記念を勝利したハヤヤッコに楽な手応えのまま追走併入。ハヤヤッコがそれほど調教駆けしないとはいえ、しまいの反応は以前よりグンと良化しているように見えます。
追い切りに騎乗した武豊騎手も『格好良くて雰囲気のある馬だね。少し用心深いところはあるけど、キャンターからいい走りをするし、追い切りの動きも良かった。気性的にも短距離という感じはしないし、中距離ぐらいが合っていそう』と好感触。
国枝調教師も『(父が)キタサンブラックになって、ちょうどいい感じに出たかな。馬の後ろにいると落ち着いているし、外に出すとシュッと行くから、今のところ癖もなくいいところしかないね。シャンドゥレールと一緒にダービーへ夢は膨らむよ』と多少リップサービスもあるでしょうが、手応え十分。個人的には国枝厩舎の真打はこの馬とみているだけに大注目です。
2022/07/19 (火)
国枝厩舎の真打シュバルツガイスト登場。アスクメークシェアも札幌デビューへ順調/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
- 2022/08/02 (火) アヴニールドブリエ、ブレイディヴェーグなど宮田厩舎の素質馬が続々スタ…
- 2022/07/26 (火) 国枝厩舎はモリーダーリンでリベンジ。オークスで楽しみなウインアイオラ…
- 2022/07/19 (火) 国枝厩舎の真打シュバルツガイスト登場。アスクメークシェアも札幌デビュ…
- 2022/07/12 (火) 今年の函館ラストとなる新馬戦はヒラリ、キングズレインなど素質馬揃いで…
- 2022/07/05 (火) 武井厩舎の三銃士はいずれも初戦から好勝負必至で3連勝の期待大/東スポ・…
松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。