今年の2歳馬はまだ3頭しかデビューしていない宮田厩舎ですが、中距離の新馬戦が増える新潟、札幌開催に合わせて、素質馬が続々入厩しているので紹介していきます。
まずG1・5勝の名牝メジロドーベルが祖母にいるアヴニールドブリエ(牡、父エピファネイア、母レーヌドブリエ)。
▲宮田厩舎のアヴニールドブリエ
エピファネイア産駒の2歳馬は、一見するとバランスが悪く見えてしまうタイプも多いのですが、この馬は全てのバランスが整った好馬体で、惚れ惚れします。ゲート合格後、実質一本目となる先週の坂路の追い切りでは、軽く仕掛けられるとグッと沈み込むようなフットワークに切り替わり、力強い伸び脚が目を引きました。
澤江助手は『2歳馬らしく、まだフワフワしているところはありますけど、それでいて一本目からこれだけ動けるのだから、能力は相当高そうですね。乗り味もすごくいいですし、先々まで本当に楽しみですが、このまま順調なら初戦からいきなり勝負になると思います』と絶賛。今後は札幌へ移動して、8月21日(日曜)の芝2000mにルメール騎手でデビュー予定です。
春に宮田調教師が『筋肉の質感が良く馬格もあって、期待している』と語っていたヒシルリアン(牡、父キズナ、母スカイフ)も、先週のウッドコースで長めからしっかり追われ、着々と態勢が整ってきました。
2022/08/02 (火)
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。