今週日曜(24日)は東京でフローラS(芝2000m)が行われますが、桜花賞で上位にきた馬たちには距離延長に疑問符のつく馬も多く、このレースで権利を取った馬がオークスでも上位争いに加われるのでは、と思っています。
最注目はルージュエヴァイユ(牝、父ジャスタウェイ、母ナッシングバットドリームズ)。
▲デビュー2連勝中のルージュエヴァイユ
中山芝1800mのデビュー戦では、先に抜け出したエフフォーリアの半弟ヴァンガーズハートが余裕の完勝かと思われたところをゴール前で一気に捕らえて差し切りV。2戦目のデイジー賞でも前に行った2頭がそのまま残る流れを後方から鋭い末脚でかわし去り2連勝。2着馬サンカルパが次走で4馬身差をつけ好時計勝ちしたことからも能力の高さがうかがえます。
1週前追いでは古馬準OP馬を3馬身追走して、直線は馬なりのままあっさり先着。黒岩調教師は『体の線が細く、以前はウッドコースの追い切りだとフラつくところがあったけど、力をつけたことでそのあたりが解消して、これまで以上の走りを見せられそうです』と手応え。
素質馬揃いのフローラSはルージュエヴァイユ、エリカヴィータに注目/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。