今週日曜(12日)東京芝1800mの新馬戦は、例年以上に素質馬が多く出走を予定していますが、最も注目を集めそうなのはダノンザタイガー(牡、父ハーツクライ、母シーズアタイガー)。
ハーツクライ産駒は先週、エルダーサインやエゾダイモンが人気を集めながらも凡走したように、体の緩さが抜けきらないぶん、追い出されてからの反応がもうひとつというレースが多く、ダノンザタイガーにも不安がないわけではないのですが、国枝厩舎の早期デビュー組の中では追い切りの動き、反応面の良さが一番目を引きます。
また、ハーツクライ×母父ストームキャット系は昨年のフィデルや19年のクラヴァシュドールのように新馬戦に強く、2歳戦からバリバリ活躍できるタイプが多いのも特徴。国枝調教師も『前向きさがあるのはいいよね。まだ少し体は薄くて迫力が出てくるといいけど、そのぶんいい意味で軽さがあるし、東京コースも合いそう。長めの距離が良さそうだし、来春の2400mが目標だからね』と期待の高さがうかがえます。新馬戦では人気を裏切ることも多い国枝厩舎ですが、この馬は血統的にも初戦から走れるのではと思います。
ライバルとなりそうなのがグランサバナ(牡、父ドレフォン、母エンジェルフォール)。
▲田村康仁厩舎のグランサバナ
2022/06/07 (火)
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。