今週から関東の主場は福島に替わり、例年なら前開催の東京に比べると、新馬戦のメンバーは少し落ちることも多いのですが、今年は素質馬が多く出走を予定しています。中でも開幕週の日曜(3日)芝1800mには好メンバーが揃いました。
まず調教の動きが目を引くのがフロムナウオン(牡、父モーリス、母アドマイヤキュート)。
▲手塚貴久厩舎のフロムナウオン
ラジオNIKKEI賞に出走するソネットフレーズと併せた1週前追いでは、3馬身近く先行したものの、ソネットが直線で仕掛けられたのに対して、馬なりのままラスト11.3秒を楽々マークし併入。
手塚調教師も『入厩前から牧場での評判は高かったけど、こっちに来てからも順調だし、これだけ稽古で動く馬は久しぶりだね』と評価はうなぎのぼり。
さらに、『530キロ台の大型馬で緩さはあるけど、それでいて好時計を出せるのは能力が相当高いからこそ。案外器用なタイプだし、スタートも速い方だから、うまく立ち回って押し切る競馬ができそう』と手応え十分。新馬でこれほど手塚師から感触のいい言葉を聞けたのは久しぶりです。
追うごとに評価が高まるフロムナウオン、ロジザキアなど日曜福島新馬戦は必見/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。