今年の函館ラストとなる新馬戦はヒラリ、キングズレインなど素質馬揃いで必見/東スポ・松井記者の“若駒”生情報！

函館記念と函館2歳Sの取材のため、今年2度目の函館出張中ですが、開幕週のころに比べると、2歳馬も各厩舎のエース候補が続々入厩していて目移りします。最終週の新馬戦は日曜(17日)芝1800ｍの一鞍だけですが、ここも素質馬が揃い、必見です。

中でも注目は、“ウマ娘”でおなじみの藤田晋氏が、今年の千葉サラブレッドセールにて、最高価格となる6424万円(税込み)で落札したヒラリ(牝、父モーリス、母フローラルカーヴ)。


▲武幸四郎厩舎のヒラリ

藤田氏は昨年の同セールでも、ドーブネを5億1711万円(税込み)で落札したことでも話題になりましたが、ヒラリもドーブネに劣らずいつ見ても馬体の張り、ツヤ、オーラ、全てにおいて目を引きます。

武豊騎手を背にした芝コースの1週前追いでは、小気味いいフットワークでラスト1ハロン11.2秒を楽々マーク。武幸調教師も『トレーニングセール出身だけあって、以前から動けることは動けていたし、乗り込み量も十分すぎるほど。ただいろいろ教えることが多い馬だから、最終週になった。じっくり時間をかけたことで、スクーリングなども十分できたし、稽古の動きも合格点』と満を持して送り出す構えで、初戦から好勝負濃厚です。