Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第2回目のトークテーマは前回に引き続き“キズナ”。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):先週の安田記念。狙い通りにキズナ産駒のソングラインが勝ちましたね! ボクも本命でしたが、今井先生もさすがの本命! 今回の連載も含めて狙い通り!!
▼参考/ 競馬放送局
・亀谷が今週も爆発! 今井雅宏も2週連続大的中!/先週のMVP
今井雅宏(以下、今):「牝馬のキズナはキレがある」。亀谷君が先週言ってたやつ、早速炸裂したよね~。牝馬だとマイルも本当に走るね。実は前走のヴィクトリアマイルは、同じキズナ産駒のファインルージュを本命で的中したけど、今回は7番手に評価を下げたんだ。
亀:そこですよね! 同じ条件なのに前走本命で激走した馬を、今回はストレスで評価下げちゃうやつ。ボクもサロンメンバーに『ファインルージュの方は今回走れない』って伝えていました。
今:キズナ産駒の特徴だよね。揉まれると駄目だから、ソングラインのヴィクトリアマイルは最内枠のぶん、不利を受けるのが怖くて本命にしなかったんだ。でも安田記念は、ソングラインの方が外に入ったから。逆にファインルージュはストレス時の内目なんで、苦手な揉まれる競馬だと、東京新聞杯みたいにリズムを崩して嫌がる。
亀:血統は適性だけではなく、パフォーマンスの上下も探るツールですよね。ファインルージュは仮にベスト条件でも今回はストレスで走れない。
今:揉まれ弱さよりも、キズナは不器用さみたいなのが大きいよね。だからこそ、ごちゃつきやすい内枠のスローだと、ソングラインの前走みたいになる。それを亀谷君はどう定義しているの?
亀:「キズナ産駒の追走ペースに限界値」と考えています。
今:「ペースの限界値」の話、気になるなぁ。他に似たような血統は何だろう?