Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第5回目のトークテーマは“ロードカナロア”。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):早速、ドレフォンのダートで万馬券を当てたみたいですね。なんか、この連載始まってから、一層凄みを感じます。
▼参考/ 競馬放送局
※今井雅宏:6/25(土)阪神7R 馬連16,280円、馬単33,170円的中
今井雅宏(以下、今):単勝13倍ついたよ(馬単331倍的中を3点目的中)。昇級戦だったけど、ドレフォンは前回話したみたいに、ダートだと真面目で安定感がある。だから芝と違って位置取りショックも必要としないし、連続で好走できるよね。勢いがあるときは乗った方が良い。あと、このレースでは今回討論するロードカナロア産駒のナサが人気で飛んだんだよ。
亀:ドレフォンも大事ですが「ロードカナロア消し」のコツも重要なポイントでしたね。ということでカナロアのコツをお話していただきましょう。
今:ロードカナロアは短期疲労に結構弱いんだ。逆にレース間隔を開けると滅法走る。
亀:仕上がりが早く、休み明けでも好走率の落ちない産駒が多いですよね。半年以上の休み明けでも単勝回収率100円を超えています。
今:ナサ(6/25阪神7R)も休み明けで3着に激走して、前走も4着。連続好走後の今回は、叩き3戦目の中3週もあって、疲れが出たんだ。
亀:しかも前走の新潟は得意条件で、今回の阪神替わり+良馬場は厳しかったですね。ロードカナロアはダートの場合、芝適性が問われる馬場の方が有利ですから。休み明けで激走した2走前は稍重でした。適性とコンディション両方の面から、今回はパフォーマンスを下げる可能性が高かったですね。
ちなみに、今井さんはロードカナロアのタイプについてはどのようにお考えですか?
今:集中力(C)、闘争心(S)が共に強く、馬群の中でもしぶとく走れる。相手強化でもめげないのが最大の長所かな。それと、流れ激化でも我慢できる精神力に加え、スピードがあって、S質がきついという精神コントロール面からも、短縮の適性が抜群に高い。芝の短縮は単勝回収率100円を楽に超えてるよ。亀谷君の解釈は?