Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第39回目のトークテーマはヴィクトワールピサ。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):今週も格言にピッタリのレースがあったよ。日曜の阪神メイン(大阪城S・芝1800m)、3連複の万馬券本線的中で3連単10万馬券も的中したけど、8番人気のスカーフェイスが対抗だったんだ。
亀谷敬正(以下、亀):ハーツクライ産駒で、京都記念からの短縮馬でした。
今:格言の『短縮はコーナーが少なく、延長は多い方が狙い目』だよね。短縮だと気持ちが切れにくいのはプラスだけど、忙しくて不器用さがネックになるんで、それをコーナーの少なさで補う形。実際、直近2回の短縮1800mはコーナー4つで凡走してたよ。
▼参考記事
【第29回】ハーツクライ#2 芝での得意パターン&馬券的な狙い方
亀:3走前のディセンバーS(中山1800m)は4番人気10着でした。
今:自分の中では特徴が分かっていても、対談で格言としてまとめておくと、予想してる時もスムーズに頭に浮かぶから良いよ(笑)。
亀:即効性がありますよね。
今:「格言メモ」を作って、部屋のどこかに貼り付けとかないとだね~。
亀:取り上げた種牡馬もかなり増えてきたので、ほとんどのレースで格言を使えるようになってきました。今後もどんどんストックを増やしていきましょう。
さて今回はヴィクトワールピサを取り上げます。サンデー系でもディープインパクト、ハーツクライは直線スピード型ですが、ヴィクトワールピサは自身の父ネオユニヴァースに近い馬力型になりますね。
今:1800mとかハマってきやすいよね。
亀:軽さもあるので、ハーツクライとネオユニヴァースの中間的な感じですよね。キタサンブラック、ブラックタイドなんかと比べても、もう少し軽さがあります。
今:M的には戦う意欲(S質)がアンバランスに強いのが特徴になるよ。そのぶん、精神コントロールは難しい。そういったタイプは、前半が前走より速いと集中しやすいんだ。
亀:例の前走との比較ラップでも、そうなっていますか?
今:昨年出したデータだと、前走より前半が0.5秒速いと単勝回収率94.4%、遅いと84.2%で、複勝回収率になると更に差が付くよ。それと前走から脚質をチェンジする位置取りショックも合うんだ。