Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第94回目のトークテーマは特別編として「皐月賞ステップレース分析」をお届けします。
弥生賞、スプリングS、共同通信杯、若葉S、きさらぎ賞、ホープフルSがどういうレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
▼お知らせ
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亀谷敬正(以下、亀):桜花賞、お見事でした!
今井雅宏(以下、今):◎○▲の順番通りに決まって、3連単万馬券本線的中だったよ。人気薄のライトバックはキズナの外枠だよね。
▼参考/競馬放送局
今井雅宏が桜花賞を◎○▲で完璧的中!/先週のMVP
亀:連載の最初で話してたやつですね。
今:キズナ牝馬で、マイルの上がり適性が高い話もちょうどこの前あったよね。逆に人気のクイーンズウォークは外枠好走後の内枠で、揉まれて嫌がるパターンだった。あと先週話した「阪神JFの結果は入れ替わりやすい」でステレンボッシュ本命と、連載の総集編みたいなレースになったよ。
亀:今週も的確なステップレース分析をしたいですね。まずは弥生賞です。
今:一気の差し切りが利きにくい、パワーレースだったよね。
亀:少頭数で11秒台が2回しかなかったですし、今年も多頭数の皐月賞には繋がりにくい流れでした。
今:条件は同じだけど、レース質が違う形は馬にはキツいんだよね。ストレスだけが強調されるから。1、3着馬は揉まれない流れでの消耗戦に上手く持っていかないと。
亀:やはりシンエンペラーが対応しやすいでしょうね。相性の良い血統ですし、高速馬場だと良くないですが先週までの感じだと、そこまで高速にはならないかなと。
今:この時期は芝の生長が早くて、芝を刈ったりコース替わりだと突如高速になるけど、確かに今年はまだ重さが残りそうだよね。シンエンペラーは真面目で馬群に対応出来るし、完成度の高いタイプになる。突き抜けるには大胆な位置取りショックとかの工夫があると良いけど。あとは内枠をこなす馬は少ないだろうから、イン伸び馬場とか。
5着のシュバルツクーゲルはかなり大胆に乗ればかな。
亀:母父モンズンでタフな競馬向きですね。逆転となると難しそうですけど。
スプリングSは上位馬にドンピシャでした。2着アレグロブリランテはディープブリランテで非根幹距離向きですし。
今:超スローらしい、外差しの利かない典型的な「前と内」に嵌まったのが上位馬だったね。
亀:ステップ的には延長ローテで出られるのはプラスですが、適性は前哨戦の方が向いていました。
今:アレグロブリランテはタフさを活かした、かなり重い馬場で内のポケットが良いかな。ルカランフィーストはC系で馬群に突っ込める利点を活かしたいから、他の馬が馬場を嫌がって避けるようなら、特にね。
共同通信杯も超スローで道中外々回ったらアウトだったね。上がり適性の高い馬の中で、外を回っての差しを選択しなかった馬で決まった。