Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第131回目のトークテーマは年末年始の振り返り。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):年末は最後のファイナルSで3連複万馬券を本線の1点目で当てたよ。
亀谷敬正(以下、亀):285倍でしたね!
今:3連単32万馬券も当てたし、かなり儲かったよ(笑)。このレースは馬体重がポイントで、前走減り気味だった馬が休み明けで3頭とも増えてきたんだよね。ルーラーシップ(ゴートゥファースト)、ブラックタイド(タシット)、ハービンジャー(テウメッサ)と、みんなMのL系で、こういうタイプは体力で走るから、減った体が休み明けで増えてくると激走しやすい。その馬体増を期待して狙ったんだよね。
特に勝ったゴートゥファーストは前走大幅減で凡走したルーラーシップだから、18キロ増は大きなプラスポイントで、この馬体重なら単勝31倍もかなり買った方が良いよ。馬体重は馬のタイプと併せて考えると、その時のバイオリズムが分かって、より利用価値が出てくるね。
亀:ボクは両金杯とも当たりました。中山はマイネルモーントが本命でした。
今:6番人気で美味しかったよね~。僕も同じだったけど、内荒れ馬場かと思ってアルナシームを買い目に入れなかったよ…。8番人気のボーンディスウェイは入れてたんで、高速馬場になってたのはショックだった。
亀:結局、前走から距離延長&ロベルト持ちの1着、2着だったんですよね。
今:マイネルモーントはゴールドシップ産駒だ。産駒の特徴は混戦でしぶといけど、牡馬だとちょっと硬くて不器用なんだよね。だから、ばらける荒れ馬場も捌きやすくてちょうど良かった。
ただ、前計量で20キロ近く増えてたんだ。このタイミングの叩き2戦目でそんなに増えてくると、確実に消えるからね。それが心配で止めようかと思ったけど、他に買いたい馬もいなくて。「頼むから苦手な当日輸送で減らして、10キロ増未満で出てきて~」って祈りながら本命にしたんだ(笑)。
亀:そこはボクも考えました。ただ、陣営は意図的に増やしている感じもあったし、当日も8キロ増でした。
今:前走が細かったんで、少し増える分には2戦目で筋肉が戻ったということだから悪くない。当日の馬体重が分かればもっと自信あったけど、前日の段階ではかなり怖い本命だったよ。
亀:この馬は事前馬体重を発表したのは今回が初めてですよね。中間の過程を見てもそこまで気にしなくて良いとは思いましたよ。
今:それにしても年末は良かったけど、年始はいきなり悲惨だったよ。日曜の朝、LINEで目が覚めたんだよね。手伝ってくれてる編集から、「500倍のお年玉、ありがとうございましたっ!」ってメッセージが来て(笑)。何だろうとレースを見たら、中山1Rが馬連本線で決まってて、最後に名前挙げてたロッキンミーっていう超人気薄が3着に激走してたんだ。朝寝坊して買えなかったから悲惨だったよ。
起きてれば、本命対抗から取り上げた馬にはいつも3連複を流してるんで大儲けした筈なんだけど。