Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第133回目のトークテーマは新たに始まるサンダースノーです。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
※次週1/29(水)の更新はお休みいたします。予めご了承ください。
今井雅宏(以下、今):先週は『競馬放送局』で公開している予想で、ダ1200mで3連単400倍台を2レース当てたよ。土曜中山6Rと日曜中京1Rを当てたんだけど、日曜中京1Rは予想上位3頭が独占して3連複95倍を本線的中だから、かなり稼いだよ(笑)。
亀谷敬正(以下、亀):ボクも土曜に中京で3連単38万馬券を当てました。
今:日曜中京1Rは新種牡馬のルヴァンスレーヴ産駒も好走したので、ついでに馬券ポイントを解説しておこう。ルヴァンスレーヴは揉まれ弱いってほどでもないけど、かなりの体力型でブレーキを掛けない競馬で強いんだよね。だから本質的には延長向き。
このレース3着のミッシオーネは、大幅短縮だけど外枠だからブレーキを掛ける心配はなかったんだ。実際、大捲りだったし。短縮の外枠は体力優位を活かせて走るよ。
亀:なるほど、これは極端ですね。ダートで4枠以内の短縮はまだ3着以内ゼロですが、5枠以降だと複勝率が22%あって、単勝回収率は100%を超えてます。それと延長は、枠に関係なく単複ともに100%を超えてますね。
今:結構、馬券になりやすい種牡馬だよね。ちなみに本命はホッコータルマエ産駒のツーピース(2着)で、これは単行本にも書いてある「牝馬の短距離短縮」だった。勝ったアオイレーギーナはリアルスティール産駒で、これも単行本で解説した「リアルスティール牝馬のダート短縮」だったよ。
亀:さて、今回はサンダースノーを見ていきましょう。サンダースノーは母系のヌレイエフの影響が強く、日本では砂競馬向きの血統です。馬力型でパワーで走るタイプになりやすいので、芝では重い芝に強い血統ですね。
今:体力で押すタイプだけど、この血統は比較的まじめさもあるんだよね。ダート馬としてはまとまっているというか。その分、やや突破力に欠く。強引さとキレがあまりないんだよね。だから、芝スタートとかで他に速い馬がいるといまいち。
400倍当てたって話した土曜中山6Rは、ソーニャシュニクっていうサンダースノー産駒が人気で2着だったんだ。芝スタートのダ1200mとかだと破壊力に欠くので単勝期待値が低いから、こういうのは2~3着付けの予想だとちょうどハマるんだよね。