Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第143回目のトークテーマは特別編として「桜花賞ステップレース分析」をお届けします。
桜花賞出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):チューリップ賞のクリノメイは枠も馬場も絶好でしたね。内枠有利でタフな馬場適性を要求されたので。根幹距離の速い決着になったらどうでしょう?
今井雅宏(以下、今):オルフェーヴルで強い相手にしぶといから、前走は相手強化が向いたね。前半緩くて徐々にペースアップする競馬が合う父だから、その条件が嵌まった。道悪も走りに集中しやすくて向いたよ。今回も相手強化だけど、集中するには馬群に入れた方が良いのと、今回も馬群に入れて、馬場が悪くて下に意識がいって、集中力が切れにくくなる環境で。
亀:2着ウォーターガーベラはスタミナタイプで、キレ勝負は苦手なレイデオロ産駒です。
今:レイデオロは力の要る競馬が合うけど、酷い道悪はあまり向かないから、前走くらいの軽い降雨がちょうど良いよ。差し馬は内しか間に合わない競馬を、上手くロス無く乗ったよね。フルゲートでない道悪だからスムーズに馬群に入れたけど、今回はペースアップだろうから、不器用さが出ないように内過ぎない方が良い。それで酷すぎない程度に荒れた馬場の消耗戦。
亀:ビップデイジーは激走明けでの凡走。巻き返す番ではあります。