競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「福島芝」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
今回は本題に入る前に、先週の東京芝を簡単に振り返ります。先々週までは差し優勢だった芝が、先週は先行系が粘る馬場になっていました。先々週まで9.0~9.1で推移していた東京のクッション値は、先週の土日はともに9.3に上昇。実は、東京競馬場では10月25日(火)以降、雨量を観測していません。芝の生育のために散水はしているものの、これだけ降らないとさすがに馬場の乾燥が進み、締まってきているのだと思います。
今週はBコース3週目になるため、差し馬もそれなりに来ると思いますが、東京競馬場は今後もしばらく雨が降りそうにない天気予報なので、今週も先行系には注意が必要でしょう。
本題に入ります。先週から始まった秋の福島開催。皆さんは福島の芝の状態が一番良いのはいつだと思いますか?