競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「京都芝コース」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
中央競馬は今週から6月14日の宝塚記念まで7週連続でGIレースが行われます。今週末は天皇賞(春)が行われますので、今回はその舞台である京都芝コースがテーマです。まずは、この3回開催前にどんな作業を行って開幕したのかをお伝えしましょう。
2回京都競馬終了後、傷みの激しかった正面直線ゴール過ぎと2コーナー付近において約600㎡の芝張替を実施したとともに、開催で傷んだ箇所の蹄跡補修・洋芝追加播種を実施。その後、約2週間保温効果のあるシートで養生。また例年通り、今開催前のエアレーション作業は実施されていません。
馬場担当者に聞いたところ、「今年1月から4月下旬までの降水量は平年より少ないですが、2月下旬からの気温が平年より高い状況が続いているため、野芝、洋芝ともに順調に生育しています」と話していました。
なお、「2回京都競馬終了後、傷みの激しかった正面直線ゴール過ぎおよび2コーナー付近において約600㎡の芝張替を実施した」と前述しましたが、昨年の同時期は春開催に向けての芝張替は行われませんでした。その理由ですが、昨年は1月の京都開催がなく、極端に傷んだ状態ではなかったからです。
さて、先週の開幕週は芝レースが12鞍行われ、逃げ1勝、先行7勝、中団4勝(土日とも良)。先行一辺倒ではなく、差しも届いていました。先行がやや優勢も、昨年の同時期と同様に3~5分くらいから伸びる差し馬も来ていました。
続いては走破時計です。4月26日(日曜)のセンテニアル・パークS(4歳以上3勝クラス・芝1800m)は1分43秒7のコースレコード。4月25日(土曜)の6R(未勝利戦・内回り芝1600m)では1分32秒3がマークされ、コースレコードに0.1秒差。そのほかのレースでも軒並み好タイムが計時されていました。
昨年の同時期も速い時計は出ていたのですが、今年はそれ以上で、かなり速い時計が出る馬場です。
京都芝コースは2023年春に路盤改造工事を実施。リニューアルした直後の京都芝コースはまだ路盤が軟らかく、クッション値は低めで、当初は時計が少しかかっていました。
