競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマはマイルチャンピオンシップが行われる「阪神芝」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
先週の阪神芝は土日で傾向が変わりましたね。先週11月12日(土)の阪神は、11月2日(水)以降、雨量を観測していない状況で含水率が先々週より少し低めとなり、乾燥が進んでいました。土曜は芝のレースが5つ行われ、脚質別成績は逃げ3勝、中団2勝。Aコース6週目で内側は少し傷んでいるように見えたものの、結局はその内を通った馬が伸びる状態でした。
一方、11月13日(日)は午前中から雨が降り始め、13時過ぎに重まで悪化。6鞍行われた芝のレースの脚質別成績は逃げ1勝、中団3勝、後方2勝。エリザベス女王杯の上位3頭は7枠と8枠馬。雨の影響で内側の傷みが進み、外目の差し馬が優勢になりました。
阪神芝は今週、Aコース7週目に突入。どんな傾向になるでしょう。昨年のマイルチャンピオンシップが行われた週の馬場を振り返ってみます。