競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「コース替わりの芝」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
本題に入る前に、先週の阪神芝を振り返ります。マイルCS当日は稍重で始まったものの、13時過ぎに良に回復。思ったより雨が降らなくて極端な外差しにはならず、内も伸びる馬場でした。前半のレースを見ていてそれがわかっていたのに、当初の自分の予想を変えることができずに、2着のダノンザキッドが抜けてしまい、レース後、猛省しました(苦笑)。
そして、阪神芝が本当に傷みにくくなってきていることを改めて実感しました。エリザベス女王杯の週にあれだけ雨の影響を受けても翌週、良になればまた内が復活するんですからね。当コラムでも、近年における阪神芝の変化について書きましたが、阪神芝の張替作業の取り組みは他にもあるので、機会を見て書きますね。
さて本題です。先週の東京芝はCコース替わりでした。コース替わり週は傷んだ箇所がカバーされるため、内側を通った馬や先行系が優勢になりやすい傾向があるのは皆さん、ご存知ですよね。