競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「中山芝のクッション値」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
先週から始まった中山競馬。芝は例年同様に先行系が優勢になりそうと、当コラムで書きました。しかし、開幕初日の先週土曜日、5つあった芝のレースの脚質別成績は逃げ1勝、中団3勝、後方1勝で差し優勢。一方、翌日の日曜は逃げ3勝、先行2勝の先行馬場。日曜はペースが落ち着いたレースが多かったことも影響したと思いますが、なぜ土日でこんなに変わるのかと、私も戸惑いました(苦笑)。
そこで、近3年の5回中山開幕週のクッション値と含水率を見直してみました。すると、先週土曜が差し優勢となった理由を紐解くヒントを見つけました。
過去3年の5回中山開幕週のクッション値と含水率は以下の通りです(クッション値、含水率それぞれ、土日に発表された数値の平均値を出しています)。