競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「今開催前は張替作業を行っていない中京芝」について。長年にわたり“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
3月に入り、定年となられた調教師が引退し、新規騎手がデビュー。別れと出会いが一気にやって来て、なかなか心の整理がなかなかつきません。
そんな中、今週からは中京開催がスタート。3月24日には高松宮記念が行われます。
2021年から2023年までは1月にも中京でレースがあり、3月開催は2開催目でした。しかし、今年は阪神競馬が4月の開催を最後にお休みに入ることによる変則開催の影響で、1月の開催がありませんでした。つまり、この1回開催が今年初めての中京開催となります。
昨年12月17日に4回中京開催が終了。それ以降、中京芝コースではどんな作業が行われたのでしょうか。
JRAホームページの馬場情報によると、昨年の第4回開催後、開催で傷んだ内側の傷んだ箇所に洋芝を追加播種し、シート。洋芝の生育は順調で、全体的には良好な状態とのこと。この1回開催は3週間、Bコースを使用します。
このコラムでもお伝えしている通り、阪神競馬場や中京競馬場では近年、冬期に芝の張替を行う機会が増えています。中京では京都の代替競馬で開催日数が増えた際、2022年と2023年の3月開催の前に、冬期の芝張替を実施しています。しかし、馬場情報を見ると今開催前に張替をしたという記述はありません。
中京の馬場担当者に取材したところ、