競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「東京芝のGIと含水率」について。長年にわたり“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
▼新刊発売のお知らせ
小島友実さんの新刊で「馬場のすべて教えます」の続編となる「馬場のすべて教えます2~JRA全コース徹底解説~」が5月24日(金)に発売されました。ロングセラーとなった前作からの続編、馬場の参考書としてぜひご活用ください!
今年の日本ダービーが終わってしまいました。毎年、日本ダービーの翌日は、高揚感と祭りの後の寂しさのような感情が入り交じります。
今年の日本ダービーを制したのはダノンデサイル。安田翔伍調教師は日本ダービー初出走での戴冠。横山典弘騎手はダービー3勝目で、56歳3か月4日での勝利はJRA・GI最年長勝利記録を更新しました。関係者の皆様、本当におめでとうございました。
今年の日本ダービー。おかげさまで、馬券が当たりました(ジャスティンミラノからの馬連)。
先週の当コラムの後半で書かせていただきましたが、過去10年(2014~2023年)、10番人気以下で3着内に来た4頭はすべて4枠から内の馬。そのうち、3頭は前走4コーナーで4番手以内。今年は該当馬がいませんでしたが、前走4コーナーで5番手以内だったのが2枠のジューンテイク(14番人気)と3枠のダノンデサイル(9番人気)。ですから、この2頭を押さえました。
今年の日本ダービーは前半1000mの通過タイムが62.2秒のスローペース。後半1000mは56.8秒で、1ハロンごとのラップは11.7-11.3-11.1-11.2-11.5ですべて11秒台。後半がここまで速くなってしまったわけですから、直線で外に進路を取った馬や後方馬には向かないレースになりました。
ここまで後半の流れが速くなったのはなぜか。