競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「昨年より約1か月半早い開幕となる小倉の芝コース」について。長年にわたり“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
▼新刊発売のお知らせ
小島友実さんの新刊「馬場のすべて教えます2~JRA全コース徹底解説~」が5月24日(金)に発売されました。ロングセラーとなった前作からの続編、馬場の参考書としてぜひご活用ください!
宝塚記念が終了し、JRAの上半期が終了。今週末からは福島と小倉競馬が始まり、本格的に夏競馬がスタートします。そこで今回は小倉競馬場の芝コースがテーマです。
今年は阪神競馬場がお休みに入った影響で、夏の中京と小倉開催が入れ替わっています。そのため夏の小倉開催は昨年より約1か月半早い開幕になります。
前開催の2回小倉開催が3月3日に終了。約4か月ぶりの開催です。2回開催後にコース全周の内側を中心に、約22600㎡の芝張替えを実施しました。その後、肥料散布、薬剤散布、芝刈り等の管理作業を行い、芝の生育促進に努めたとのこと。
先日、馬場担当者に取材したところ、『生育に不揃い箇所は見られますが、全体的にはおおむね良好な状態です』と話していました。
今年の小倉の注意点は例年より1か月半開催が早まっていること。開幕に向けて、芝コースへのエアレーション作業の回数が変わっています。