競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「今週から開幕する中京競馬場の芝&ダートコース」について。長年にわたり“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
先週日曜は亀谷競馬サロン・リアルサロンスペースに伺い、現在の阪神や中山の馬場傾向などのお話をさせていただきました。多くのサロンメンバーの方が「馬場のすべて教えます2」を持参して参加してくれたり、新たに購入して下さるなど、本当に嬉しかったです。今後ともよろしくお願いいたします。
▼参考記事
先週末(3/8~3/9)のリアルサロンレポート
さあ、今週末から中京開催が始まりますね。今回はその中京開催の馬場がどうなりそうかをお伝えします。
まずは芝コース。前開催が終了した1月26日の後、芝コースでは傷みが大きかったゴール前から1コーナーにかけて約560㎡の芝張替を実施しました(張り替えた幅はAコースの蹄跡ラインから約8.1m)。なお、張替に使用された芝は鹿児島県鹿屋産の野芝です。
その後、コース全周の内側に洋芝の追加播種を行い、約3週間保温効果のあるシートで養生されましたが、中京の馬場担当者によると、「3~4コーナーの内柵沿いを中心に前開催までの傷みが部分的に残っています」とのことでした。
では、芝コースの傾向はどうなりそうでしょうか。当コラムでも何度か書いている通り、中京芝コースでは2023年から鳥取産野芝を主に直線部で使用しています。