競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「新潟芝コース、開幕前の作業内容」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
先週から新潟、中京、札幌競馬が開幕。梅雨明けしていない北陸地方にある新潟競馬場は、開幕週の25日(土曜)こそ良馬場でしたが、26日(日曜)は特に昼頃から豪雨となり、関屋記念は不良で行われました。
排水性が良いことで知られている新潟芝コースが不良になったのは2023年10月29日以来でした。
開幕週の先週、新潟芝レースは13鞍行われ、逃げ1勝、先行3勝、中団8勝、後方1勝。夏の新潟開催らしく、開幕週から差し馬が台頭。土曜は馬場の5~6分所を伸びる差し馬も来ていましたが、雨が降っていた日曜は内目にシフト。差すにしても1~3分くらいからという感じでした。
なお、先週は23日(木曜)と24日(金曜)に雨が計42ミリ降って、金曜は稍重でしたが、土曜は良に回復。土曜に行われた新潟日報賞(1400m・3勝クラス)の勝ち時計1分19秒4はコースレコードに0.4秒差。不良で行われた関屋記念の決着タイムは1分32秒4で、良想定の関屋記念の時計より約1秒遅いくらいで(勝ったアンパドゥの道悪適性がかなり高かったのかもしれませんが)、そんなに時計はかかっていませんでした。
先週は金曜と日曜の未明に雨が降ったわりに、朝に発表されたクッション値は土日ともに9.6で、高めでした(昨年の同時期の平均クッション値は9.4)。ですから、パンパンの良であれば、かなり速い時計が出ていたと思われます。
では改めて、開幕前にどんな作業が行われたのかをご紹介しましょう。
例年通り、第1回新潟競馬前にAコース部分(約6800㎡)、第1回新潟競馬終了後にBコース部分(約11800㎡)、計18600㎡の芝張替えを実施。使用された芝の種類を馬場担当者に聞いたところ、レースで使用するコース沿いの張替えには例年通り、すべてエクイターフを使用との事で(一部外側の張替え箇所には在来野芝を使用)、「芝の生育はおおむね順調で、全体的に良好な状態です」と話していました。
続いて、エアレーション作業についてお伝えします。
