競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「Bコースに替わる中京芝コース」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
立秋を過ぎて、朝晩などは少し涼しさを感じるようになりましたね。夏競馬も終盤。秋競馬につなげるためにも、しっかり乗り切りたいところです。
今回は今週末からBコースに替わる中京芝コースについてお伝えしましょう。
この夏の中京は開幕週から4週目まで開催日に雨が降らず、平日の雨量も少ないことから、昨年の夏開催よりも速い時計が出る状態で推移しており、先週の中京記念はコースレコード決着。ちなみに、先週日曜のクッション値10.8は今の中京開催では最高値でした。
今の中京開催の芝コースがどんな作業を経て始まったのかを改めてお伝えしましょう。
春の1回開催終了後、コース全周の内側を中心に約21000㎡の芝張替を実施(コース全周内側が18500㎡、コース外側が2500㎡)。開幕前に馬場担当者に聞いたところ、「6月から7月の気温が低く野芝の生長が緩慢でしたが、7月中旬以降は気温が上がってきているので、昨年並みの状態で迎えられそうです」と話していました。
また、例年通り4月中旬に張替箇所を除いた部分にバーチドレン作業を実施。6月下旬に張替箇所にバーチドレン作業を行っています。
近年の中京芝コースは“鳥取産野芝”を使用する箇所が増えています。鳥取産野芝はエクイターフと並び、傷みにくい芝として定評がある野芝。最近、中京芝コースでは開催が進んでも以前ほど傷みにくくなり、開催後半でも内目が伸びます。その理由の1つがこの鳥取産野芝なのです。
当コラムでも何度か書いている通り、中京芝コースではこの芝を2023年から導入してきました。中京芝コースにおいて、この鳥取産野芝が使用されていた箇所は、一昨年の春開催までは直線部のみでした(内目が中心)。
