競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「中山芝コース」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
先週から秋の中山と阪神競馬がスタート。あいにく、2場とも雨の影響を受けてしまい、特に中山は少し時計がかかりましたが、そこは開幕週。中山も阪神も基本的には内目を通る先行馬が活躍していましたよね。今回は今週末にセントライト記念が行われる中山競馬場の芝コースにスポットを当てます。
先週の中山競馬場は芝のレースが12鞍組まれ、逃げ5勝、先行4勝、中団3勝。差しも来てはいましたが、特に日曜日は雨の影響で重まで悪化し、なかなか差せない馬場だったのか、内目を通る先行馬が活躍していました。
今開催が始まる前、8月上旬に中山競馬場へ行って、馬場担当者に取材しました。中山競馬場では例年通り、春の3回開催終了後、コース内側を中心に約24700㎡の芝張替を実施しました(昨年の同時期は24000㎡)。
馬場担当者は、「今年6月は昨年と比較してかなり気温が低く、雨が多くて日照も少なかったため、7月頭時点では昨年より生育が遅れていました。ただ7月以降は好天が続き、スポット的な追加張替などの効果もあり、順調といえる状態まで追いついてきました」と話していました。
また、開催に向けてのエアレーション作業も実施されました。昨年同様にバーチドレン作業の1回目を5月中旬に、2回目を7月頭に実施。そして7月下旬にシャタリング作業が行われています。
近年、中山芝コースの内側は傷みにくい芝として知られるエクイターフで張り替えられており、担当者によると、「今回、張替に使用した芝もほとんどがエクイターフです」とのことでした。
