競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「中山ダートの最新事情」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
今回は中山ダートの最新事情をお伝えします。JRAでは長年、青森県産の砂を使用してきましたが、当コラムでも何度か紹介している通り、2020年頃からはこの青森県産の良質な砂が採れにくくなっているという背景があります。
そこで、近年はこれまで使用してきた青森県産の砂をベースに、それぞれの競馬場に必要な要素を補える産地の砂を混ぜるようになっています。
その影響で、最近の阪神や中京では地方競馬場で使用されているような白い砂の量が増えています(阪神はオーストラリア・アルバニー産珪砂。中京は愛知県珪砂)。
その中で、中山競馬場は一昨年まではずっと青森県産のみを使用していました。しかし、その中山ダートに変化があったのが昨年。昨年の春開催後、例年通りコース上にある砂をすべて洗浄した後、洗浄によって足りなくなった分として、初めてオーストラリア・アルバニー産が10%使用されました。
というわけで、一昨年春までは青森県産100%だった中山のダートは昨年秋以降は青森県産が90%、オーストラリア・アルバニー産が10%となりました。
では、今年の秋開催ではどうなったのでしょうか。今年8月上旬に中山競馬場の馬場担当者を取材したところ、以下のように教えてくれました。
