競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「最終週の新潟芝コース」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
早いもので、夏の新潟と中京開催は今週が最終週。新潟競馬場では昨年から別定戦となり、好メンバーが集うようになった新潟記念が行われます。そこで今回は新潟芝コースを取り上げます。
新潟競馬場は例年通り、春の第1回新潟競馬前にAコース部分(約6800㎡)、第1回新潟競馬終了後にBコース部分(約11800㎡)、計18600㎡の芝張替えを実施。近年、新潟競馬場は張替面積が増加しており、今回の18600㎡は過去最大面積となっています。なお、使用された芝の種類はコース沿いの張替えには例年通り、すべてエクイターフが使用されています。
先週は芝レースが15鞍行われ、逃げ5勝、先行5勝、中団3勝、後方2勝。1着15頭中11頭は5枠から外。先週はAコース5週目で内目は荒れているように見えましたが、4週目より先行馬が残る馬場になりました。
先週の内回りレースの勝ち馬はすべて逃げ馬か先行馬で、まだ内目も伸びていましたよね。なお、差し馬による5勝は外回りと直線1000m戦でした。
この夏は、夏の新潟後半戦でよく見られる、直線で内側を空ける進路取りがまだ見られていません。今年は開幕週の2日目に大雨が降り影響を受けましたが、2~5週目まで芝コースのレースは土日とも良で実施。かつ8月に入ってから8月23日(日曜)までの計測雨量はわずか3.0ミリのみ。
先週土日の芝コースの平均クッション値9.9は平均値としては今開催の最高値。昨年の同時期よりもクッション値は高めで推移しており、先週は締まった馬場だったと言えます。こうした状況なので、まだ内目も伸びたのでしょうね。特に内回りでは内目を通った逃げ馬や先行馬の活躍が目立っていました。
では、今週の状態はどうなりそうでしょうか。
