競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「札幌&新潟ダートコースのクッション砂割合」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
7月21日配信の当コラム(今開催から青森県産の砂の量が増えた中京ダート)で、中京競馬場のクッション砂の割合がこの夏競馬から変更となり、“青森県産”の砂が増えたことをお伝えしました。
今週は札幌と新潟競馬場でダートの重賞が行われますね。この2つの競馬場のクッション砂の割合も、今夏から変更になっているので、最新情報をお伝えします。
近年のJRAの砂事情に詳しくない方に簡単に説明しておくと、JRAではすべての競馬場のダートコースの砂を1年に1回、機械で洗浄し、綺麗になった砂を再利用しています。しかし、細かく砕けた泥分などが取り除かれるので、砂が足りなくなってしまいます。ですからその分、新しい砂を足しています。
JRAでは長年、青森県産の砂を使用してきており、洗浄によって足りなくなった分も青森県産で補ってきました。しかし、当コラムでも何度か紹介している通り、2020年頃からはこの青森県産の良質な砂が採れにくくなっているという背景があります。そのため最近、JRAではそれぞれの競馬場に必要な要素を補える産地の砂も使用し始めています。
今週土曜日にエルムSが行われる札幌競馬場のダートコースは、2021年までは青森県産の砂100%で競馬を行っていました。その後、2022年から青森県産の砂をベースに、初めて新潟県産の川砂を混ぜるようになり、青森県産が74%、新潟県産が26%になりました。
