名馬を題材にしながら、初級者向けの入門編から、中級者向けの応用編まで、馬券術のファクターや考え方をまとめていく連載。第5回に取り上げるのは、ウインブライトと季節適性です。
ウインブライトはつい2020年まで現役の競走馬だったので、知っている人は多いでしょう。さすがに前回のシンボリルドルフは昔に遡りすぎたのではないかという反省もあり、最近の馬にしてみました。
ウインブライトは芝1800mから芝2000mの重賞を7勝した中距離の名馬です。国内のGI勝ちはありませんが、香港のGIを2勝。中山の重賞を4勝したことから「中山の鬼」の異名もありました。
全24戦のうち、22戦で松岡正海騎手が手綱を取り、5歳の中山記念では松岡騎手が骨折後の手術でプレートを埋め込んだまま騎乗したという、執念のエピソードも知られます。
2着以内に入った重賞を並べると、以下のようになります。
2023/02/09 (木)
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田端到
1962年、新潟生まれ。週刊誌記者を経てフリーのライターに。辛辣ながらも軽妙な文章には定評があり、馬券初心者からベテランまで多くのファンを持つ。近著に「田端到・加藤栄の種牡馬事典」シリーズ、「金満血統王国」シリーズなど。ウェブサイト・noteでは競馬マガジン『王様の極楽競馬天国』を連載中。