『田端到・加藤栄の種牡馬事典』で知られる田端到氏が、馬券術の入門から応用まで競馬予想の考え方・コツを伝授する『王様・田端到の「名馬に学ぶ馬券術」』。
今回のテーマは「京都競馬場とエーピーインディ系」です。ぜひお楽しみください!
▼『田端到・加藤栄の種牡馬事典 2023-2024』が発売されました!
10月20日(金)に『田端到・加藤栄の種牡馬事典 2023-2024』が発売されました。32年選ばれ続ける大定番の種牡馬事典。本シリーズを立ち上げた当初から守り続ける「血の物語を読める事典」のテイストはそのまま。新たに競馬を学びたい初心者にも、血統馬券を極めたい上級者にも納得していただける内容となっています。
競馬場の特徴。今回は京都競馬場とダートのエーピーインディ系について、です。
ご存知のように京都競馬場は改修工事が行われ、新装コースが23年4月にオープンしたばかりです。競馬場の特徴を語るにはまだちょっと早い。しかし、なんか以前と違うぞと思うところは随所にあり、一番はこれです。
『京都のダートってこんなに上がり3ハロンが掛かるんだっけ? 前傾ラップのレースが増えたのでは?』
実例を示します。京都ダート1400mの特別戦で上がり3ハロンの遅い順にレースを並べたのが下の表です。2017年以降を対象に、2歳戦は除きました。
赤字にしたのが今年のレース、すなわち新装京都です。上がりの遅い上位9レースのうち、4つが新装京都のダート1400であることに注目してください。
集計期間のうち、17年から20年までの約4年が旧・京都、23年4月以降の半年ちょっとが新・京都ですから、いかに新装京都のダートは上がりの遅いレースが多いか、気付くでしょう。