『田端到・加藤栄の種牡馬事典』で知られる田端到氏が、馬券術の入門から応用まで競馬予想の考え方・コツを伝授する『王様・田端到の「名馬に学ぶ馬券術」』。
今回のテーマは馬券予想において重視すべきファクターの1つ「当該距離成績」です。ぜひお楽しみください!
競馬予想の最初にもっとも重視するべき3項目は、次の3つだと前回に書きました。
(1)各馬の当該競馬場成績
(2)各馬の当該距離成績
(3)各馬のクラス別成績
今回は2番目の「当該距離成績」について、です。
1800mのレースなら「1800mの距離成績」を、2000mのレースなら「2000mの距離成績」を出走全馬について確認する。これが当該距離成績を重視する考え方です。
このとき大事なのは、1800mは得意だけど2000mは得意じゃない馬や、1600mは得意だけど1400mは得意じゃない馬など、わずかな距離の違いで成績の変わる馬を見つけ出すことです。
例えば、先週行われた重賞のクイーンSから、2番人気だったルビーカサブランカをピックアップしてみます。前回同様に「当該距離成績」と「当該競馬場成績」を表示した出馬表を載せます。