早くも5日、7日、8日、9日と4日間の開催を終えた新年のJRA。2歳重賞もG3シンザン記念、G3フェアリーSと2つのレースが行われましたが、なかでも印象深いレースとなったのは8日(日曜)中京のシンザン記念。
武豊&武幸四郎厩舎のライトクオンタムが出負け→後方からの競馬になりましたが、直線では大外から差し切り勝ちをおさめました。少頭数だっただけに真価を問われるのは次走以降になるでしょうが、ディープインパクトのラストクロップで、母イルミナントは米国の芝GI勝ち馬、母父クオリティロードと血統的な魅力も十分。今後の動向から目が離せません。
さて、今週は日曜(15日)に中山でG3京成杯。過去10年の勝ち馬から、その後のGIホースは誕生していませんが、かつてはエイシンフラッシュやアドマイヤジャパンなど、その年のクラシックで活躍した馬もいました。目下、現3歳世代の牡馬クラシックは混戦ムードとも言われているだけに、今年は例年以上にチェックが必要かもしれません。
なかでも当コラムでご紹介したいのがソールオリエンス(手塚)です。
▲手塚厩舎のソールオリエンス
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。