東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の新馬戦振り返りと、今週デビュー予定の注目2歳馬情報です。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週からいよいよ2歳新馬戦がスタート。とりわけ昨年は開幕週の“東京デビュー組”から後のGI馬や重賞勝ち馬が出現しているだけに、今年も大いに注目を集めました。
が、東京の土日3鞍を見終えての率直な感想は“昨年よりもやや小粒”とのイメージです。
まずは土曜東京の芝1600m。先週の当欄でも取り上げたウィンターベルが関東の新馬1番星となりましたが、2着サノノロンドンとはわずかクビ差の辛勝で、走破タイムも1分37秒6(良)という平凡な数字でした。昨年の同レースを1分36秒9(不良)で9馬身差圧勝したシュトラウスとは、数字面でも視覚面でも見劣ります。
また日曜の牝馬限定・芝1600mはスワーヴリチャード産駒のミリオンローズが好位から早めに抜け出してV。センスの良さが光りましたが、走破タイム1分36秒4(稍重)は、ボンドガール→チェルヴィニアで決まった昨年(1分34秒6=稍重)と比べると大きく見劣る数字でした。
まだ始まったばかりで、世代レベルうんぬんの話はもちろんできませんが、POG的な見方をするのなら“真打ち登場”は、まだまだこれからのような気がします。
そんなわけで今週も東京デビューの注目新馬をご紹介します。
まずは土曜5Rの芝1600m。調教の良さが目立っているのはキズナ産駒の牡馬・グラフレナート(宮田、母ヴィルデローゼ)です。1週前の南ウッドでは5F65.7-11.4秒の好時計をマークしました。
▲6/8(土)東京でデビュー予定のグラフレナート