東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週の注目新馬戦振り返りと、今週末デビュー予定の注目2歳馬について。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
先週は土曜に中山でカンナS、中京で野路菊Sと2つのオープン特別が行われ、それぞれ好素材が勝ち上がりました。
まずは野路菊Sを制したエリキング(中内田)。馬柱の成績上は“好位からの競馬で半馬身差勝ち”と一見地味ですが、実際にはスタートで後手に回って序盤は後方。途中から徐々に押し上げると、4角では1番外を回っての差し切りで、字面以上の勝ちっぷりでした。
キズナ産駒の牡馬で、オーナーは藤田晋氏。今後も要チェックです。
一方、カンナSは1番人気のエコロジーク(牡、森秀)が逃げ切り勝ち。前半3F32秒6のハイペースで飛ばしたものの、最後まで脚色が鈍ることはなく2馬身半差の圧勝。芝1200m1分07秒2は、2歳のJRAレコードでした。
レース後に森秀調教師は『レーティングの関係などで選ばれるかは分かりませんが、可能であればBCジュベナイルターフスプリント(米GI、デルマー芝1000m=11月1日)に行きたい』と壮大なプランを披露。米国生まれの外国産馬で、父はトワーリングキャンディ。母国に凱旋なるか、目が離せません。
さて今週も中山、中京で2歳の特別戦が目白押し。オープン・芙蓉S、ダート1勝クラスのヤマボウシ賞も注目ですが……、