東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は先週のアルテミスS、アーモンドアイの初仔・アロンズロッドの初戦振り返りと、京王杯2歳Sの注目馬について。現場記者だからこそ聞ける話は必見です！
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先週は土曜東京でGIII・アルテミスSが行われました。これまで多くのGI馬を送り出している出世レース。初戦(中京芝2000m)の勝ちっぷりが光ったカムニャック、ミアネーロの半妹・ショウナンザナドゥら関西馬が上位人気に支持されましたが、勝ったのは先週の当コラムでもご紹介した関東馬・ブラウンラチェット(手塚)でした。
道中は好位のインでじっくり脚を溜める形。直線では進路が開かず追い出しを待たされる場面もありましたが、スペースができるや鋭く反応をして抜け出しました。
リアルスティール産駒の半兄フォーエバーヤングは現在、世界的なダートホースとして知られていますが、キズナ産駒の牝馬である本馬は芝の王道路線で活躍。「トップレベルに行けると思います」とはレース後のルメール騎手。牝馬クラシック路線の主役候補に名乗りを挙げました。
また、土曜東京5Rではアーモンドアイの初仔・アロンズロッド(牡、父エピファネイア)がデビューを果たしました。単オッズ1.4倍の圧倒的支持を集めたものの、結果は4着。
前後4F49.6-46.9秒のスローペースを後方からで、上がりはメンバー最速で追い上げており、“能力は見せた”との評価も可能でしょうが、血統背景も含めて高い期待を集めていたことを考えると“物足りない”との見方もできるかもしれません。母のように2戦目以降でガラッと変わってくるのか、今後も注目です。
さて今週は土曜東京でGII・京王杯2歳S(芝1400m)、土曜京でGIII・ファンタジーS(京都芝外1400m)と2つの2歳重賞が行われます。ともに関西馬優勢のムードとなっていますが、今回は京王杯2歳Sで伏兵候補としてマークしたい穴馬をご紹介しましょう。
