東京スポーツ・藤井真俊記者によるPOG最新情報。今回は今週土曜日の2歳GI・ホープフルSの注目馬について。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
藤井真俊記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
※今回が2024年最後の更新です。次回の更新は1/7(火)になります。
2024年の中央競馬も今週でラスト。トリを飾るGIは28日(土曜)のホープフルSです。
2017年にGIに昇格したばかりのレースではありますが、これまでサートゥルナーリアとコントレイルがここを勝って翌年のクラシックに繋げたほか、昨年のレガレイラが先週の有馬記念を制するなど、“出世レース”として、すっかり定着しています。
今年は2戦2勝でGII・東スポ杯を制した関西馬・クロワデュノールが断然の主役となりそうですが、関東馬もなかなかの顔ぶれです。
まずはマスカレードボール(牡、手塚)。マスクトディーヴァの半弟という血統馬で、新馬→アイビーSと2連勝中です。それも「2戦ともマジメに走っていない」(手塚調教師)と言うのですからスケールは大きそうですが、同時に「まだコーナーでの走りに課題も。ワンターンの舞台から、コーナー4つの内回り戦に替わるのがカギ」と好走へのポイントを挙げていました。
ポテンシャルの高さを買うのか、未熟な面を弱点と見るか…、判断の分かれそうな部分です。鞍上は有馬記念を勝って勢いに乗る戸崎騎手です。
アイビーSでマスカレードボールの2着だったピコチャンブラック(牡、上原佑)も注目の1頭。東京ではマスカレードボールに切れ負けする結果となりましたが、父キタサンブラックで、近親にアンライバルドやヴィクトリーがいる血統背景を考えると、中山コースに替わっての逆転がイメージできます。
しかし、こちらは川田騎手が乗った1週前追い切りで折り合い面の難しさをのぞかせるシーンも…。そのあたりの修正がカギになりそうです。