今週は牝馬マイスターとして毎年、多くの女傑を送り続ける国枝厩舎一色でお届けします。今年は例年以上に男馬に素質馬が多く、悲願の牡馬クラシック制覇が十分に狙えそうなラインナップです。
ただ早期始動予定だった馬たちに軽いアクシデントが続き、デビューしたのは東京の新馬戦を快勝したコマンドラインだけという珍しい状況でしたが、いよいよ今週から出走ラッシュとなりそう。師にじっくりお話も聞けたので、紹介していきます。
まず感触がかなり良かったのが、今週日曜(22日)札幌芝1800mに川田騎手で出走予定のレッドランメルト(牡、父ディープインパクト、母クイーンズアドヴァイス)。
▲22日札幌芝1800mでデビュー予定のレッドランメルト
菊花賞、有馬記念を制したサトノダイヤモンドと同じ父ディープインパクト×母父オーペン×母母父サザンヘイローという血統構成で、ウッドコースでの追い切りでは、どの馬と併せても常に手応え優勢で動きが目立ちます。
国枝師も『ここまで順調に来ているし、走るディープ産駒らしく、しまいの反応がいい。性格も素直で乗りやすいから、川田騎手ならそつなく乗ってくれるのでは』と期待十分の口ぶり。
2021/08/17 (火)
いよいよ国枝厩舎2歳勢が本格始動、その中でもレッドランメルトは初戦から期待大/東スポ・松井記者の“若駒”生情報!
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松井中央
中学時代に天皇賞・秋を勝利したヤエノムテキの美しさに魅了され、さらに初代ダビスタに夢中になり競馬にのめりこむ。映像制作会社に就職後は海外映画などの字幕、吹替制作に携わるも、競馬の夢を諦め切れず東京スポーツへ転職。広告局~レース部内勤を経て2019年、40代にしてトレセンデビュー。馬券の主戦場は2、3歳戦の午前中のレース。自転車でトレセンの北、南の馬場を奔走し得た情報に馬場傾向と血統適性を組み合わせ、激走馬を日々捜索中。