Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第96回目のトークテーマは特別編として「天皇賞・春ステップレース分析」をお届けします。
阪神大賞典、金鯱賞、AJCC、ダイヤモンドSがどういうレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
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今井雅宏(以下、今):先週末はシルバーステートの復習にピッタリのレースが多かったよ。
亀谷敬正(以下、亀):今井さんは競馬放送局で公開した日曜京都7Rで馬連2220円、馬単4500円、3連複5980円を的中されてましたね。
今:1番人気が危ないシルバーステート(バレル)で美味しかったんだよね。
亀:そうなんです。ボクもこのレースは「シルバーステート産駒の人気馬が危ない」と解説して推奨レースにしていたんです。1番人気のバレルは逃げて2着好走後。格言の「好走した次走の人気馬は逆張り」の通りでしたね。
今:しかも揉まれ弱いから、逃げの位置取りショックを決めた後では嫌がるよね。同じシルバーステートでも、2着のシルヴァーデュークは休み明けでフレッシュなのに加えて、前走17頭立てから11頭立ての外枠だから、前走より揉まれず楽に感じる激走パターンだった。
ちなみに、勝ち馬はロードカナロアの「短縮」、3着はジャスタウェイの「相手強化」だったよ。
亀:このレースは4着のタガノミアと勝ったエマヌエーレ、どっちを本命にするか悩んだんですが、タガノミアにしてしまいました(泣)。この日はフローラSでもシルバーステート産駒のラヴァンダが激走しましたね。
今:これは対抗にしてミスっちゃったけど、単行本の「消し条件」で「使い込むと勝率が落ちて、一押しさせるには少し間隔開けたり距離変更でリフレッシュさせると良い」と解説したように、今回は中6週開けて、大幅延長+東京替わりなんで、前走より気持ちよく道中追走出来る。
逆に、マイラーズCのエエヤンは同距離を2番手で激走後の中2週だから、まず来ない。買うにも消すにも馬券になる種牡馬だよね。
亀:今週は天皇賞・春です。まずは阪神大賞典を振り返りましょう。