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競馬キャスター大澤幹朗のココだけのハナシ
2026/06/25 (木)

夏のチャーチルダウンズにスターホース集結!/競馬キャスター大澤幹朗のココだけのハナシ

競馬キャスター・大澤幹朗氏がお届けする、知れば競馬の奥深さがより味わえる連載『競馬キャスター大澤幹朗のココだけのハナシ』。

今回のテーマは、レース史上最高のメンバーが集結したスティーブンフォスターステークスの有力馬紹介です。

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大澤幹朗氏による初の著書『競馬アナウンサーと学ぶ ゼロから分かる競馬教養』が7/13(月)に発売となります。競馬を「教養」として学ぶ入門書で、競馬が育んできた文化背景、世界との比較、そして人と馬が織りなすドラマの魅力を、豊富なエピソードとともに解説しております。


競馬アナウンサーと学ぶ ゼロから分かる競馬教養



先日、フォーエバーヤングの今後のローテーションが陣営から発表されました。

まずは9/18、約2年間の改修工事を終えたベルモントパーク競馬場の再開初日に行われるG1・ジョッキークラブゴールドC(ダート10f)に参戦。その後は10/31にキーンランド競馬場で行われるG1・BCクラシック(ダート10f)でティズナウ以来となる連覇を目指すことになります。

そんなフォーエバーヤングの秋の戦いを占う意味でも大変重要な一戦が、今週末チャーチルダウンズ競馬場で行われます。現地時間27日夕方(日本時間日曜早朝)に行われるG1・スティーブンフォスターステークス(ダート9f)には、7頭立てながらレース史上最高のメンバーが集結しました。

まずは、ソヴリンティ(牡4/W・モット)。去年、G1・ケンタッキーダービー、G1・ベルモントSのクラシック2冠と、“真夏のダービー”G1・トラヴァーズSの3つのタイトルを、サンダーガルチ以来30年ぶりに制覇。BCクラシックは直前の熱発で回避したものの、エクリプス賞年度代表馬に選出されたゴドルフィンの自家生産によるInto Mischief産駒です。

4月に今年初戦のG2・オークローンH(オークローンパーク・ダート9f)で8か月ぶりに復帰。ジャーナリズム、ホワイトアバリオとともに“3強対決”となりましたが、ハンデが2ポンド(約1kg)軽かったホワイトアバリオに直線で交わされ2着でした。ゲートは3番。鞍上はジュニオル・アルバラードです。

続いて、ホワイトアバリオ(牡7/S・ジョセフJr)。2023年のBCクラシック、2025年のペガサスWCなどG1を4勝している芦毛のRace Day(父Tapit)産駒です。

7歳の今年も衰え知らずで、ペガサスWCで2着となった後、前述の前走G2・オークローンHではソヴリンティとジャーナリズムの前2頭を見る位置でレースを進め、直線で外から鮮やかに抜き去り、ソヴリンティに2馬身差をつける快勝でした。ゲートは2番。鞍上はイラッド・オルティスJrです。

そして、マグニチュード(牡4/S・アスムッセン)。3月のドバイワールドカップではフォーエバーヤングの末脚を封じて見事に優勝。G1初勝利をあげたNot This Time産駒は、今回がそれ以来のレースとなります。

ソヴリンティには去年8月のトラヴァーズSで20馬身差つけられ3着、バエザとは去年9月のG1・ペンシルベニアダービーで2馬身1/4差つけられ2着に敗れていますが、充実の4歳を迎え、同世代のライバル相手にどんなレースを見せるのでしょうか。ゲートは5番。鞍上はホセ・オルティスです。

もう1頭のG1馬はバエザ(牡4/W・モット)。今年2月に亡くなったジョン・シフレス調教師(ケンタッキーダービー馬ジャコモや名牝ゼニヤッタを手がけた名トレーナー)に替わって、現在はウィリアム・モットが手がけているマッキンジー産駒です。

去年のクラシックでは、ケンタッキーダービー、ベルモントSともに今や同厩となったソヴリンティの3着。その後、前述のG1・ペンシルベニアダービーでG1初勝利をあげました。BCクラシック6着以来の今年初戦となった5月の前走G2・アリシーバS(チャーチルダウンズ・ダート8.5f)は3着でした。ゲートは4番。鞍上はフラヴィアン・プラです。

そのほかは、ターフウェイパーク競馬場で行われたG3・ツインスパイアーズケンタッキーカップクラシックステークス(AW)で重賞初勝利を飾ったウィリーディーズ(セン5/M・メイカー)、5月のG2・ハリウッドゴールドC(サンタアニタパーク・ダート10f)で重賞初勝利を挙げたフォージドスティール(牡4/S・ジョセフJr)、5月のG3・ピムリコスペシャルS(D9.5f)を逃げ切ったナバホウォリアー(セン5/S・ジョセフJr)と、出走7頭すべてが重賞ウィナーです。

ケンタッキーダービーの入場時に歌われる「My Old Kentucky Home」を作ったスティーブン・フォスターに因んだレース名のスティーブンフォスターS。優勝馬にはBCクラシックの出走権が与えられ、賞金総額は今年から、これまでの100万ドルから200万ドルに倍増しました。

過去の優勝馬には、1998年オーサムアゲイン(ゴーストザッパー、ジンジャーパンチらの父)、2002年ストリートクライ(ストリートセンス、ゼニヤッタらの父)、2008年カーリン(ゴールデンテンポ、パレスマリスらの父)、2010年ブレイム(ナダルらの父)、2017年ガンランナー(フィンガー、シエラレオーネらの父)など、その後の優秀な種牡馬たちが名を連ねています。

マグニチュードのS・アスムッセン師が「唯一欠けているのはフォーエバーヤングだけだ」と語ったという夏のチャーチルダウンズでの豪華競演に世界が注目しています。

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大澤幹朗

1973年9月22日生まれ。千葉県出身。IBC岩手放送アナウンサー時代に岩手競馬のレース実況に携わり、メイセイオペラら名馬と出会う。2003年にフリー転身後、2006年よりグリーンチャンネル中央競馬中継キャスターに。2013年からは凱旋門賞など海外中継も担当。そのほか、WOWOWヨーロッパサッカー実況アナウンサーとしても活動中。

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