Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第102回目のトークテーマはキズナの再検証です。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
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超好配当馬券とキズナ産駒のコツ
亀谷敬正(以下、亀):春シーズンはキズナがポイントになったので、改めて狙い方に変化があったのか?などを振り返っていこうかと思います。
今井雅宏(以下、今):キズナと言えば、ダートの回で「前走7番手以降の馬が狙い目」って話をしたでしょう? ちょうど週末、前走差していた延長のキズナで3連単万馬券を当てたレースがあったよ(日曜京都6R)。
▼参考記事
【第83回】ダノンバラード#2&キズナのダート 前走位置取りで驚異の回収率!
亀:ダ1900mで、前走追い込んでたキズナ(ヘニーズネフュー)が2着に走りましたよね。京都ダ1900mは芝血統がよく走るんですよ。
今:3着が人気薄のロジャーバローズ(メイショウコナン)だったけど、確かに芝寄りの血統だね。
亀:ディープインパクト系ですし、日本ダービーを勝った馬の子供たちが上位に来てるわけですね。
今:ロジャーバローズは体力があるけど不器用なんで、ダートだと広いコースは合うよ。それと団野だったんだよね。彼は馬に気合いを注入するのが上手くて、こういうズブい馬には合うんだ。同じ日曜だと、京都最終で8番人気の馬(デイトナモード)を激走させたりとか。
亀:ああ、あの大荒れのレースですね! サロンメンバーで獲った人は多かったんですよ。あの日は内が荒れていたんです。だから外が有利って解説をしてたら、急な雨。余計に外枠競馬になるという読みで、外枠のボックスを買ってた人は多かったですよ。
今:そんなに内が悪かった? それはLINEで教えてくれないと(笑)。団野本命でゴール寸前まで単勝24倍が当たったと喜んでたら、最後に差されちゃったよ。急な雨で、重実績のある馬が少なかったんで勝ち馬には流しといたから万馬券で助かったけど。実際、突然の豪雨がないとサトノクラウン(メイショウコギク)は間に合わなかったんじゃないかな。
亀:ところで、どうして団野のデイトナモードを狙ったのですか?
今:以前解説したけど、アメリカンペイトリオットは極端なレースが好きなんだよね。ハイペースでも強引に先行した方が良いタイプなのに、前走は馬群でブレーキを掛けて凡走したんだ。団野への乗り替わりなら強引な先行策に出てくれるという狙いだったよ。前に行く位置取りショックが合うのもアメリカンペイトリオットの特徴だし。
だから、「無理矢理にでも先行してくれ」って祈って見てたら2番手に行ったんで、「よし、これで勝った」とスタート直後に勝利を確信したくらいだったけど…。
亀:結果は外枠&ノーザンダンサー系と欧州型の上位独占でした。そう考えると、今井さんの「競馬放送局」の講義を参考にして、「亀谷競馬サロン」に来れば、100万円ぐらいは簡単に当たってるレースでしたね。これも(笑)。
今:そういうパターンは結構多いよね~(笑)。
亀:そういうパターンを増やすための当コーナーですから(笑)。
キズナ産駒は延長でパフォーマンスを上げやすい
今:キズナのダートに話を戻すと、平安Sで本命にしたハピなんかもそうだね。前残りになって、行った行ったを差し込んできたよね。