Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第122回目のトークテーマは新たに始まるフリオーソです。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):フリオーソは不器用な体力タイプなんだよね。10/26(土)の東京7Rでフクノブルジュって馬を本命にしたんだけど。
亀谷敬正(以下、亀):短縮で単勝11.6倍でしたね。
今:短縮だと外枠が合うんだよ。
▲フリオーソ産駒、短縮時の枠番別成績
亀:これはまた凄い差ですね~。4枠以内だと複勝率13.1%、単勝回収率23%、複勝回収率42%に対して、5枠以降は複勝率20.5%、単勝回収率151%、複勝回収率85%ですか。不器用だから、忙しい短縮だと外枠が向くわけですね。
今:6枠だから美味しかったんだけど、実は1、2番人気が危なくて予想したレースなんだよね。これは、このあいだ話していたパターンになるよ。今週も1、2番人気を本命対抗にしてなかったレースが4つあって、連対したのは8頭のうち1頭だけだから、やっぱりそういうレースでは単勝爆弾が正解になるよね~。
▼参考記事
【第120回】究極の馬券作戦&菊花賞ステップレース分析
亀:2番人気以内が8頭もいて、1頭だけの連対だと確かに消し甲斐がありますね(笑)。
今:このレースの2着馬なんか見ると、どうしてこのパターンでは単勝爆弾や馬単流し爆弾が正解かが分かるよ。
亀:2着には単勝356倍のとんでもない人気薄が突っ込んでますね。馬単2592倍、3連単400万馬券の超大荒れじゃないですか。
今:人気馬が危ないから選んだわけで、そういうレースは相手が狂うと、展開次第でどこまでも狂っちゃうよね。みんな怪しいから対抗にも7番人気(リプレゼント)を選んだけど、スタートで大出遅れしちゃったんだ。対抗が消えて単勝の確率はアップしたけど、他の馬が危ないレースなわけだから、「これで本命が勝っても相手抜けの確率が上がっちゃった」って頭を抱えたよ…。
亀:他に良い馬がいないから選んだレースの場合、相手が抜けやすいので、危険な人気馬以外を手広く流す馬券も良いですね。必然的にこういう凄い配当が引っかかるケースも多くなるわけですし。
それと2着馬は1着馬と同じ母父ネオユニヴァースで、ロベルト系×ネオユニヴァースのワンツー決着でした。先週の東京ダートは主流の米国血統が走らず、ダートでは非主流の芝指向の血統馬が激走しまくってました。日曜東京10Rなんか、ディープインパクト持ちの短縮馬が1~5着独占ですよ。
今:あ、本当だ。これは凄まじいね~。確かに東京はちょっと軽いレース質だったよね。土曜が差し馬場だから、日曜も差し馬を狙って失敗したけど。
亀:ボクも同じですよ(笑)。非米国型でも、前残り馬場に日曜は変わりました。
今:ただ短縮+非主流の傾向は変わってないんで、今週も同じ馬場だと面白そうだね。こういう1、2番人気が危ない荒れそうなレースは、複勝爆弾でも良いくらいだから。
フリオーソの枠順に話を戻すと、ローカルと中央でも差があるんだよね。