Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第144回目のトークテーマは特別編として「皐月賞ステップレース分析」をお届けします。
皐月賞出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):先週土曜のニュージーランドTは、3着まで予想順通りに決まって本線的中したよ。3着のコートアリシアンはサートゥルナーリアの内枠替わりだよね。以前も話したけど、精神コントロールが難しいから、外枠続きの内枠は向く。馬体減りだけど、牝馬で気温が上昇していく時期の分、許容範囲だったよ。
亀谷敬正(以下、亀):ボクも◎イミグラントソング、○アドマイヤズームでした。リアルサロンスペースに来場されたメンバーには◎の単勝と◎○の馬連を推奨しました。イミグラントソングが負けるなら、相手はほぼアドマイヤズームなので、単勝か馬連どっちかは高い確率で当たるレース。どちらかの券種が当たれば2倍以上、両方当たれば4倍以上払い戻せるレースでした。
3着のコートアリシアンはどちらかが落馬級の凡走がない限り、あれぐらいしか走れないだろうし、他の馬もそんなもんだろうという予想でした。
今:なるほど、単勝爆弾の変化形みたいな作戦だね。では皐月賞の主要ステップを弥生賞から簡単に振り返っておこう。
亀:ファウストラーゼンは欧州血統が濃すぎるので、高速馬場だと捲るのにエネルギーを使っちゃいます。
今:モズアスコットは揉まれ弱いけどパワーのある量系だから、やっぱり接触がないように重い馬場で中盤ラップが緩んでと、接触なく捲れる条件が欲しいね。
亀:ヴィンセンシオは主流血統で合いますね。2走前に高速決着の経験があるので。ただ、状態がどうなのか?
今:活性化は2走前である程度補えてるよね。揉まれ弱くもないけど不器用なタイプだから、如何にブレーキを掛けない競馬が出来るか。道悪でばらけるか、ハイペースでの外差しか、前に行くか、ごちゃついてギアチェンジしないようにメリハリ付けて乗りたいよ。パワーは豊富だからね。
亀:アロヒアリイはダート馬っぽいんですよね。高速馬場でどうか。
今:こっちはさらに不器用で、揉まれ弱さもある。だからヴィンセンシオ以上に、スムーズでブレーキを掛けない競馬になって欲しい。超ハイペースの外差しとか。かなり硬いから、道悪は合うし確かにダートも良さそうだね。