Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第151回目のトークテーマは特別編として「安田記念・ステップレース分析」をお届けします。
安田記念出走馬の前走がどのようなレースだったのか、師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
亀谷敬正(以下、亀):目黒記念は予想の順番通りに決まって、すべての馬券を本線で当てました。
今井雅宏(以下、今):おお、それは凄いね~。僕も一応予想で取り挙げた馬が来て馬単は当てたよ。
亀:今井さんもアドマイヤテラで当てにいったんですね(笑)。穴候補が何頭かいて、その中から本命を選ぶのはリスクがあったのですが、他の人気馬が危なかったのもあって、確実に当てにいきました。
今:当日は「前と内」になったから、より分かりやすかったね。内で揉まれ弱い追い込み馬は無理な馬場になって2、3番人気が消えて、外枠以外で前に行けそうな馬を相手に買えば良いバイアスだった。ダービーはサトノシャイニングが粘れば3連複本線だったけど、馬単の的中だけになっちゃったよ。
亀:「道悪の外枠」で狙ったわけですか。ただ、馬場は乾きましたね。
今:枠の並び見たら、サトノのダッシュ力なら楽に先行出来て揉まれないんで、得意の道悪で押し切る予定だったけどね。乾いちゃってキレ負けした。それにしても今週は極端なバイアスだったよね。土曜の東京ダートも究極の「前と内」だったし。8Rを当てたけど、10番人気サンドオブエテルはちょうどこの間話したカリフォルニアクロームの「マイルの道悪短縮」だから、ここを読んでガッポリ稼いだ読者も多かったかな?(笑)。
亀:ボクは9Rのプロトポロスを狙ったんですが、あの中止は痛かったです(涙)。
今:あ、同じだよ! あの馬場なら絶対来てるよね~。
亀:道悪で「内と前」になると読んでましたが、中止までは読めなかった。17時からでも良いんで、ちゃんとやって欲しかったですよね~。内枠で、芝も走れる馬を買えば良い馬場でしたから。
今:アハルテケSも芝からダートの内枠だった8番人気レディントンから本線で当てたよ。外差し予想だった12Rの方を中止にして欲しかったけど。
亀:ではここからは、安田記念のステップレースを見ていきましょう。マイラーズCのロングランは短縮で走った後で、東京の伸び比べだとどうか。
今:前走はマイル鮮度があって対抗に抜擢したんだよね。それと京都の下りが上手いのもあって狙ったけど、確かに東京は京都ほどでもない。相手強化は向くんで、中枠からインに潜り込む競馬でしぶとさを活かしたいけど。
亀:ジュンブロッサムは安田記念に強い父ディープ系。母父も東京マイルに強いフレンチデピュティの系統です。
今:富士Sは2人揃って本命で稼いだもんね(笑)。ただ前走も少頭数が向くから本命にしてて、上昇まではどうか。富士Sみたいに外差しの上がり勝負に嵌まって。