Mの法則でお馴染みの今井雅宏氏と当サロン主催・亀谷敬正との師弟トークコラム『今井雅宏×亀谷敬正 ~トレンド種牡馬トーク~』。馬券的に美味しい種牡馬の解説、馬券的な活用方法などをデータを交えながら説明いたします。
第154回目のトークテーマはコースのポイント分析として、函館芝1800、2000mを取り上げます。師弟によるディープな競馬トークをお楽しみください!
今井雅宏(以下、今):函館芝1800mの狙い方の続きから見ていこう。前回は短縮の解説をした途中だったよね。間に合わないケースが多い短縮の人気馬が危なくて、6/14(土)の松前特別では万馬券を当てたけど、3着が読めなかったという話だった。
亀谷敬正(以下、亀):3着のピンクジンは牝馬の短縮でした。
今:短縮も特に2、3着の穴なら怖いというパターンだったよね。
亀:混合戦でも牝馬がよく穴になっています。夏は牡馬の一線級が基本的に休むことと、非主流能力が問われやすいので、マイナー血統の牝馬がよく激走する仕組みです。ピンクジンもダノンバラード産駒の牝馬でした。
今:あと、道悪だと短縮の好走率が高くなるよ。タフなレース質だと間に合うから。
亀:そう言えば先週もシルバーステートの短縮が少し湿った馬場で激走してました。
今:それと短縮でも2000mからだと決まりやすいんだよね。あまり短縮幅が大きいと忙しすぎるケースが増えてくる。
亀:短縮は人気馬を切って、人気薄を買うスタンスが良いでしょう。短縮の1番人気で勝ったのは2022年以降で1頭だけですし。