競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「日本ダービーと馬体重の関係性」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
先週の当コラムで、オークスにおける馬体重の傾向をお伝えしました。具体的には2013年から2022年までの10年間、当日体重が480kg以上は【0-1-2-23】と不振で、好走馬が一番多いのは460~479kgで【6-6-3-35】という内容でした。
▼参考記事
馬体重とレースの関係性/コジトモの馬場よもやま話
結果は1着のリバティアイランドが466kg。2着ハーパーは468kg。15番人気で3着に来たドゥーラは472kg。ちなみに、出走馬18頭の中で460kg~479kgだった馬は、1~3着馬にソーダズリングを加えた4頭のみだったのです! 4頭ボックスを買っていれば3連単34,140円がとれたのに…と、気づいた時はもうあとの祭りでした(涙)。
一方、480kg以上組で比較的、人気を集めていた馬は、4番人気のゴールデンハインドが492kgで11着。8番人気だったペリファーニアは496kgで12着。これで2019年以降は480kg以上の馬が1頭も3着内に来ていないことになります。競馬の勝因、敗因は様々な要素が関係していると思いますが、馬体重だけを取り上げると、今年のオークスは近年の傾向通りという結果になりました。
そして、今週はいよいよ日本ダービー。このレースはオークスほどの偏りはないですが、ある程度の体重傾向があります。