競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「Bコース替わりになる東京芝」について。長年にわたり“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
先週の菊花賞は逃げ馬が道中で入れ替わる出入りの激しい競馬。見応えのあるレースでしたね。そんな中、勝利を収めたのはルメール騎手が騎乗したアーバンシック。秋華賞に続いて、またもやルメール騎手の冷静な手綱捌きが光った一戦でした。
10月に入ってから、ルメール騎手は毎日王冠、秋華賞、府中牝馬S、菊花賞と重賞を4勝。それもすべてノーザンファーム生産馬の関東馬なんですね。今週のアルテミスSや天皇賞・秋もルメール騎手はノーザンファーム生産の関東馬に騎乗予定がありますよね。
まずは私も亀谷競馬サロンで毎週日曜に更新されているノーザンファーム天栄の木實谷雄太場長のコラム(フロントライン最新回)をしっかり読んで、勉強させていただきたいと思います。
今週は天皇賞(秋)が行われる東京競馬場の芝コースがテーマです。先週、東京芝レースは13鞍組まれ、逃げ1勝、先行3勝、中団7勝、後方2勝。Aコース3週目だったこともあり、開催2週目より少し外目にシフトし、差し馬が台頭しました。
走破時計は18日(金曜)に雨が降ったことで、土日の平均クッション値は9.35。2週目の平均クッション値9.65より少し低くなり、やはり先週は時計の出方が鈍りました。
そして、今週から芝コースはBコースに替わります。例年、このBコース替わり週は……、