プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは馬券特化型の2歳戦診断(8月8日~8月16日分)」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
双馬:今回は2歳戦診断です。この期間にはダリア賞とコスモス賞がありました。例年、レベルは高くないのですが、今年はどちらもレベルが高かったです。
──それは重賞にも繋がってきそうですね。よろしくお願いします。
双馬:「レベル判定の基準」と「レベル判定についての注意点」は以下の通りです。
【レベル判定の基準】
S:重賞級の馬が複数存在
A:重賞級の馬+オープン級の馬が存在
B+:オープン級+1勝クラスを勝てそうな馬が存在
B:1勝クラスを勝てそうな馬が複数存在
C+:Bに近いC
C:平均的なレベル。数頭は勝ち上がれる
C-:Dに近いC
D:低レベル、勝ち上がる馬少ない
E:低レベル、2着以下が勝ち上がる確率は低い
【レベル判定についての注意点】
・各ブロックの1勝クラスで勝てそうかどうかを基準に判定しているため、同じCでも、関東のCと関西のCでは、関西のCの方がレベルが高くなります。
・芝1200m、芝1400mのCよりも芝1600m以上のCの方が概ねレベルが高くなります。
・ダート替わりで期待できる馬は『スマート出馬表』でチェックしてください。双馬メモに「馬場」と書いてある馬が、ダート替わり、芝替わりで期待できる馬です。
▼ピックアップレース(1)
8/8 新潟8R ダリア賞 芝1400 良
勝ち馬:ルークウォーム
双馬:勝ったルークウォームはやたら走っていると噂のToo Darn Hotの産駒です。新馬戦も強かったので高評価していましたが、2戦目も強かったですね。
逃げて上がり最速ですから文句の付けようがありませんし、高速馬場とはいえ、2歳の段階でこのタイムで走れて弱いということはないはずです。逃げ一辺倒だとGIでは苦しくなるので、本当は差す競馬ができた方が良いですけどね。
気になるのはマイルを使ったときにどうかですが、1度目のマイル挑戦は失敗するかもしれません。でも、1度目のマイルで差しに回って負けて、GIが2回目のマイルなら走る可能性が十分あります。もし1度目のマイルでも走ったらものすごく強いかもしれません。
2着アンムートは本来1200m向きの馬じゃないので、1400mでも無難に走れました。相手が強かったので負けてしまいましたけど、1600mまでは持つと思います。シルバーステート産駒で延長ローテもこなせると思うので、次走でマイルを使ったとしても評価を落とせません。
3着カレンハウは父ロードカナロア、祖母カレンチャンなので、延長ローテが良いはずがないのに3着に走れたことが素晴らしいですよね。決して力負けじゃありません。もし、次走でマイルを使って凡走したとしても、1400mや1200mに短縮したときに走る可能性が高いです。
4着以降は3馬身離れているように差があると思います。4着ラヴィサンエールと5着ニシノイサリビは延長ローテが良くありませんでした。普通はローテ不利ならこのくらい負けるんですが、この2頭と比較しても延長ローテで3着に走ったカレンハウの凄さが分かりますよね。
▼ピックアップレース(2)
