プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは馬券特化型の2歳戦診断(9月5日~9月13日分)」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
双馬:今回は2歳戦診断です。札幌2歳Sの評価をして、注目の新馬戦をピックアップしたいと思います。ほとんど出ることがないB+評価の新馬戦もありますので、是非チェックしてほしいですね。
──B+評価は珍しいですね。今回取り上げるレースの中に未来のGI馬がいるかもしれませんね。
双馬:2頭はいるかもしれません。
──それは楽しみです。では、解説よろしくお願いします。
双馬:「レベル判定の基準」と「レベル判定についての注意点」は以下の通りです。
【レベル判定の基準】
S:重賞級の馬が複数存在
A:重賞級の馬+オープン級の馬が存在
B+:オープン級+1勝クラスを勝てそうな馬が存在
B:1勝クラスを勝てそうな馬が複数存在
C+:Bに近いC
C:平均的なレベル。数頭は勝ち上がれる
C-:Dに近いC
D:低レベル、勝ち上がる馬少ない
E:低レベル、2着以下が勝ち上がる確率は低い
【レベル判定についての注意点】
・各ブロックの1勝クラスで勝てそうかどうかを基準に判定しているため、同じCでも、関東のCと関西のCでは、関西のCの方がレベルが高くなります。
・芝1200m、芝1400mのCよりも芝1600m以上のCの方が概ねレベルが高くなります。
・ダート替わりで期待できる馬は『スマート出馬表』でチェックしてください。双馬メモに「馬場」と書いてある馬が、ダート替わり、芝替わりで期待できる馬です。
▼ピックアップレース(1)
9/5 札幌11R 札幌2歳S 芝1800 稍重
勝ち馬:ショウナンガレオン
双馬:まずメンバーを見て驚きました。9頭中5頭が未勝利馬ですからね。なので、メンバーレベルは重賞としては最低レベルです。ショウナンガレオンは別として、2着以下には重賞好走の価値はありません。
この相手ですから、ショウナンガレオンは本気で走らなくても楽勝でした。1勝クラスの時計を馬なりで出せるわけですから、強いのは間違いないですし、クラシック候補であるのも間違いありません。ただ、衝撃的だった新馬戦と比べると評価を上げる要素はありませんでした。
次走は東スポ杯2歳Sという話ですが、他に強い馬も出てくるでしょうから、そこが試金石になります。
──フライトライン産駒は芝のクラシックに対応できますか?
双馬:ショウナンガレオンの血統構成を見ると、父方にインディアンチャーリー、母方にコジーンが入っているので、カロ(グレイソヴリン系)のクロスを持っているんです。以前から言っているように、グレイソヴリンの血は柔らかさを補います。だからこそ、これだけ芝に対応しているんだと思うんですよね。
アメリカ血統でグレイソヴリンとロベルトのクロスを持っている馬なんてかなり珍しいですからね。
また、母のタングリトナはアルゼンチンの芝・ダート両方でGIを勝っています。よく見ると母方にはダート血統が少ないですから、芝向きでも不思議じゃない血統構成になっています。
おそらく高速馬場向きで、重馬場は得意じゃないと思います。東スポ杯2歳Sが良馬場になれば、もっと強いパフォーマンスが見られるんじゃないでしょうか。
▼ピックアップレース(2)
