プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは「8月15日~9月6日でクセの強かったレース5選」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
双馬:今回は8月15日~9月6日に行われたレースの中で、クセの強かったレースを取り上げたいと思います。重賞に大きなクセが出ていたので、札幌記念、中京記念、キーンランドC、京成杯AH、セントウルSを解説します。
これを覚えておくと、秋のGIの穴馬と過剰人気馬が分かると思います。
(1)札幌記念
8月16日 札幌芝2000m 良
アドマイヤテラのマクりで先行馬には厳しいペースに
双馬:先行馬が少なかったので、ペースは落ち着くと思っていたんですけど、オニャンコポンが積極的に前に行き、さらにアドマイヤテラが向正面でマクっていったことで、先行馬にとってはかなり厳しいペースになりました。なので、このレースは外差し有利になったと思って良いでしょう。
勝ったシェイクユアハートは充実期に入ったハーツクライ産駒という感じで、徐々に短縮適性が高くなってきています。ここ2回の勝利は両方とも短縮ローテです。本格化していると思って良いでしょう。
ただ、今回は展開がハマっているので、次走はこれ以上走ることはないでしょうけど、またこういうタイミングで走るはずなので注意しておきましょう。
2着サクラファレルは素晴らしい内容でした。延長ローテでペースも速くなっているのに、これだけ走れたのは高く評価すべきです。しかも、割と前目で競馬していましたからね。もう少しペースが緩んでいたら勝っていたと思います。
3着レディネスは前で頑張りました。前走より追走が約3秒速くなって、外差し有利の中を内で粘っていますから、僕の理論では高評価しないといけない馬です。強くなっている可能性が高いので、今後もどこかで穴をあけると思います。
1番人気7着のショウヘイは展開不利でした。ここ2戦とも追走が速くなって大敗しているので、やはりペースが緩む方が走りやすい馬なんだと思います。
2番人気9着のアドマイヤテラは展開不利もありますけど、そもそも短縮ローテが良くありません。追走が速くなるのが得意じゃないのにあのマクりだと、本来の力は発揮できないんです。
ただ、凱旋門賞に向けては100点の負け方だったと思います。これ以上ないほどの苦しい負け方をした後にペースが緩むわけですからね。C.デムーロ騎手が乗るというのも楽しみですね。
逃げたホウオウビスケッツ、押して2番手につけたオニャンコポンは当然不利が大きいので、巻き返しに警戒したいですね。
(2)中京記念
8月16日 中京芝1600m 良
