先週は当欄で紹介した“インゼル”の新馬2頭がデビュー。残念ながら中京で走ったシャーンゴッセはスタートで後手を踏んで流れに乗れず終わってしまいましたが、月曜中山6R(芝内2000m)のネビュルーズは見事に新馬勝ちを飾ってくれました。レースぶりもテン良し、中良し、しまい良しと、初戦としては申し分ない内容。今後もその動向から目が離せません。
さて今週の注目新馬は日曜(25日)中山5R(芝内2000m)でデビュー予定のポーラライツ(牡、宮田、母オーロラエンブレム)です。
▲25日中山5Rでデビュー予定のポーラライツ
父は新種牡馬のサトノクラウン。祖母は秋華賞馬ブラックエンブレムで、近親にはナリタセンチュリーやウィクトーリア、ブライトエンブレムなど活躍馬が多数います。
15日の1週前追い切りには、美浦トレセンにやってきた川田将雅騎手(レースでも騎乗予定)が跨り、南ウッドで5F・66.9―52.5―37.6―11.8秒の好時計をマークしました。
宮田敬介調教師は『素直で扱いやすい馬ですね。やや繊細な面はありますけど、操縦性が高くて動きも及第点。母系は中距離ですし、初戦からこの距離をこなしてくれると今後の展望が開けます』と期待十分の様子でした。
今週は1週前に川田騎手が美浦トレセンで追い切りに騎乗した良血新馬に注目!/東スポ・藤井記者の“若駒”生情報!
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藤井真俊
東京スポーツ新聞社・レース部記者。昭和55年4月8日生まれ、埼玉県出身。美浦トレセンで毎週取材を続け、蛯名正義調教師や三浦皇成騎手のコラムを担当するほか、週末には予想コラム「ザ・飲ンフィクション」を連載中。「BSイレブン競馬中継」「ラジオ日本 土曜競馬実況中継」解説者。そのほか雑誌「Number」やキャロットクラブ会報、netkeibaなど各種媒体で執筆中。